当社のファイバーレーザー溶接機は、『HF1500』(仕様:出力500W、ハンディー型、水冷方式)です。ハイブリット?ファイバーレーザー?言葉だけではイメージ分からないので1つずつ説明していきますね。
ファイバーレーザーのファイバーとは光の伝達方式に光ファイバーを使った方式です。
従来主流であったTIGよりも細く深い溶け込みの溶接をする事が可能です。
同じレーザー溶接でもYAGレーザーは単発の熱放射を繰り返すので魚のウロコのように溶接跡が出るのに対してファイバーレーザーは、連続して放射をするので溶接跡が直線上になるのが特徴です。
溶接をするとどうしても焼け(金属が熱で黒くなってしまう事)が出てしまいます。
外観を重視される場合、焼けを取る作業が必要なのですが、この時間・・・実は溶接をする時間よりも長くなってしまう事がよくあります。
ファイバーレーザー溶接であれば焼けが非常に少ないので焼け取り作業の時間を大幅に短縮出来るので溶接コスト削減にも貢献出来ます。
レーザーがCW(連続発信)のため、機密性が高く、深い溶け込みを実現できるため、医療、食品分野等の重要パーツの溶接に使用されています。
特に、本溶接機はロボットアームではなく、まだ国内でも使用事例の少ないハンドトーチ式ですので、1品からでも治具を作成せず、溶接することが可能という優れものです!
◆高い発振効率(約30%でYAGレーザーに比べ約10倍)
◆優れたビーム品質(シングルモード)・高いエネルギー密度
◆大きな省エネ効果
◆低いランニングコスト(電気料金の大幅削除、発振器消耗品 の不要)
◆水冷装置内蔵で外部チラーは不要
◆装置の小型軽量化で設置、移動が簡単
◆タッチパネル・リモコンで全て簡単手元操作
◆YAGレーザーが約3%の発振効率に対し、ファイバーレーザーは約30%で約10倍の発振効率
◆深い溶け込み、融点の違う金属も融合可能
◆溶接能力の大幅UP
(適応板厚。溶接速度が大)
◆電気料金・容量大幅削減(80%以上の電力削減が可能)
◆チラー内蔵式のためチラーの電源不要
◆維持費の大幅削減が可能(発振器の消耗部品が無いので定期交換等の部品代、人件費の大幅削減が可能)
◆美しく滑らか溶接ビード(荒いビード面ポロシティ等欠陥が無くなる)
◆継手精度の許容幅が大きい
◆適応金属の種類が多くなるVT字型トーチが使用できる
(TIG溶接機と同様)
◆電源本体が小型・軽量
◆外部チラー不要
(小さなスペースでも設置可能)
◆簡単移動(TIG溶接機並)
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取扱内容:各種洗浄機器・医療機器・化学機器・産業省力化機器・配電盤及び設計・板金・溶接・組み立て・仕上げ加工全般